一般的にリウマチとは関節リウマチのことを指す場合が多く、関節の内側にある滑膜と言われる部分が炎症を起こして、関節痛や関節が変形/破壊される疾患です。原因はいまだにはっきりとわかっていませんが、自己免疫疾患の一つとされています。

関節リウマチの初期症状として、朝に手を握ることが困難になったりする「こわばり」の症状がでてきます。昼頃には症状が改善していることが多くありますが、これが長く続くようになると、関節痛が起こるようになり、症状が進行していきます。さらに症状が進むと関節の変形等を起こすことがあります。

また、関節リウマチとは異なるものの、似たような症状を示す病気もいくつかあり、治療方針が異なるため、鑑別が重要になります。

 

診断・治療

問診や、血液検査やレントゲンなどによる画像検査にて、リウマチの診断をします。治療は抗リウマチ薬による投薬治療が一般的になっています。場合によっては、注射による治療や手術による治療を行うことがあります。

現在のところ、関節リウマチは、根治は難しいものの、症状の進行を遅らせたり、痛みを和らげたりすることができます。

関節リウマチによる骨/関節の破壊は一方通行で、リウマチによる炎症は薬で抑えることができても、治療開始までに破壊された骨や関節はもとには戻りません。

よって、症状を自覚されたら早期の受診と検査を受けることをお勧めします。

複数の関節痛や朝の手のこわばりなど、疑わしい症状等がありましたら、先ずは当院にご相談ください。